最近、珍しく寝不足気味だ。2時間、2時間、10時間、みたいな大変不規則な毎日。日中は眠気との戦いでした。というのも、出張や何やらで締め切りに遅れている原稿があったから。ようやく、今朝4時くらいに提出した。
原稿用紙40枚程度だったので、まあすぐに書けるでしょと思ったら、予想以上に苦戦した。テーマはplan territorialで、ぼくはESPの事例の担当。ぼく自身、ESPの広域プランについて勉強不足だったことが思ったより執筆に時間がかかった原因。まだまだ勉強することは多い。でもこうして執筆の機会をもらうことで、ぼく自身もすごく勉強になる。何といっても、短期間に集中して文献を読み込めるのがよい。今回は1週間で3冊読んだ。一番使えなさそうと思っていた本が一番参考になって、もっとも頼れると思っていた文献がまったくといってよいほど使えなかった。
やはりバスクとカタルーニャは先進的だ。この2地域は中央に対して反抗的だと考えられているけれど、少なくとも都市計画分野に限っては、国の制度をもっとも理解してそれをフルに活用している。その意味で、先進的なのだ。
‘ESP’ カテゴリーのアーカイブ
寝不足の理由
ESP, Investigación へ投稿: 11月 22, 2007 | コメントする »
アイディアは会話から浮かぶ
BCN, ESP, Investigación へ投稿: 9月 28, 2007 | コメントする »
早起きして身支度し、張り切って外に出る。昔、何度が言ったことのある市場内のカフェでハモンセラーノのボカディージョとカフェ。朝早くの、町が動き出す寸前の空気はなんとも言えず心地よい。おまけに今日はバルセロナ・ブルーの空が広がっている。
アルチウで資料集め。コピーも存分に使わせてもらう。ジャルマとエドゥアルドの掛け合いが漫才みたいで、机に向かいながらも思わず笑ってしまう。その後は、二人と30分ほど話し込んでしまった。ジャルマはテレビで見たとかで、どういうわけか日本の「引きこもり」現象について知っていた。
12:00~14:00までETSABにてフェランとインタビュー+打ち合わせ。この人は本当にぼくがやらんとする研究内容を理解していて、かつぼくのこともとてもよく理解してくれていて、うれしくなってしまう。昨晩、マウリシオと飲んでいたときに、「(その先生でよかったと思える)よい指導教授と巡り合えたのって、すごく幸せだぜ?」と言われた言葉を反芻する。これだけは、本当に東京でもBCNでも恵まれた。彼らのおかげで、いまのぼくがあるのは間違いないのだ。
para el tribunal
BCN, ESP, Investigación へ投稿: 9月 20, 2007 | コメントする »
10:30から1時間半、Ferranとtribunalについての作戦会議。とてもよいアドバイスをもらったのだけれど、先生それあと2週間前に言ってくださいよ。ただでさえスペイン語がだいぶん衰えた状態で来ているわけですからワタクシ。論文そのものの内容についてというよりも、枠組みの見せ方をどうするかについて議論する。最後に、Ferranが委員会に提出したInformeをもらう。指導教官が書く自分の評価書って面白い。その文面の中で、BCNと東京の比較研究がいかに意義があることかが力説されていて、思わずにやけてしまった。
今日はひたすら作業+調査で終わりそうです。
(いつもは違うのかよ、というツッコミはなしの方向で)
Pensar en la periferia
BCN, ESP, Investigación, Urbanismo へ投稿: 9月 19, 2007 | コメントする »
朝から学校の図書館で調べもの。S教授と合流し、まずAteneu Popular de Nou Barrisへ。でもTrinitat Vellaだと思ってたらじつはTrinitat Novaが最寄の駅だったという、とても単純なミスを犯してしまった。あのあたりは、在住暦が長くてもあまり積極的には出向かないところなんだな。アテネウのディレクターたちは英語に堪能というわけではなかったので、少し補助した。でも、こういう地元色が強烈なところのスタッフまで英語喋るんだね。感心した。アテネウの活動はとても興味深かった。詳しくは書かないけれど、integracion socialの第一歩であることには違いないだろう。ランチは、アテネウの建物内にあるバルでとる。特においしくはないけれど、家庭料理風のほっとする味だった。
ポブレノウへ移動して、HANGERでインタビュー。個人的には市の22@との関係が気になった。敷地も議論の絶えないCan Ricart。内部に入って写真取れたのはよかった。主に民主化後からポブレノウには独立系のアーチストが居住し始めて、このアトリエはアーチストたちのコラボの先駆けなのだろうけれど、やはりぼくには彼らのこれまでの活動経緯と彼らのアトリエの眼前で繰り広げられている再開発に連関は見出せない。じっさい、Can Ricartは陸の孤島になってしまっている。こういった囲い込みは、90年代以降の市の常套手段なのだ。
日曜のスペインでは、のんびり過ごす以外やることがない。一縷の望み(?)を賭けて、日曜開館の図書館を探してみたけれど、そんなのあるわけないよな。日曜でもどこかやってるんじゃないかという発想自体、完全に東京思考なり。やはり3年過ごしたくらいではこういう生活習慣・文化は自分のものにならないよな。留学時の日曜に何をしてたか思い出してみると、美術館に行ったり映画を見たり、普段読めない本をゆったり読んだりと、「ゆったりするために」ゆったりする生活だった。
というわけで、午前中は部屋で作業。でも祭りが近いからか通りは大変な人出で、あげく地元のブラスバンドが大演奏してるものだから、いまいち集中できず。そこに三好さんからTELがあり、昼食の提案。ボルンのお宅まで歩いていく。途中、シウタデリャ公園を歩く。BCNはこれまでの都市事業の成果がほんとうに分かりやすく残っている。セルダの拡張市街地以降で最初に実施された都市改造は1888年の万博開催に関連する整備だけど、市内ではお目にかかれない、ある意味万博的で後に我々がパリ的と感じる(BCNの万博のほうが先なのだが)都市美の手法がふんだんに用いられている。
カフェ三好では、yokkoさんお手製のアーティチョーク(葉の間にパルメザンチーズと細かく刻んだにんにくが入っており食べ応えがあった)と無花果サラダ、メインに三好さん特製のシーフードカレー。すごくコクがあったからなぜだろうと思ったら、隠し味にエビ味噌を使っているとのこと。満腹、まんぷく。その後、きのうの調査の続きで、旧市街の写真を撮りに。
夜はサンドラと待ち合わせ。久々だったので話題は尽きない。遅れてアレハンドロも登場。相変わらずさわやかすぎる。歯が白い!白すぎる!彼を効果音で表すと、「キラーン」(歯が)。
Barcelona projecta
BCN, ESP, Investigación, Urbanismo へ投稿: 9月 15, 2007 | コメントする »
時差ぼけのせいか朝早くに目が覚めたので、海岸線をディアゴナル・マルまで30分ほどジョギングする。思ったよりも多くの人が走っていた。
朝食後、三好さんと待ち合わせ、仕事関係の写真を撮りに出かける。Torre Agbarに9:00集合だったのだけれど、途中で声をかけてきたエクアドル人の学生に道を教えてあげてたりしたら遅刻してしまった。その後はひたすら調査。三好さんとはいままで散々BCNの都市空間について議論してきたけれど、踏査をご一緒するのは今回が初めてだ。一緒に歩きながら、建築と都市の視点の違いがとても勉強になる。たとえばヌーベル設計の公園。柵がもったいないねという話と、ディアゴナルに面している敷地に公園を整備する発想じたいがやはりすごいという話。
22@⇒ディアゴナル沿いの開発⇒22@⇒ディアゴナル・マル⇒フォーラムを回る。だいぶん写真のストックができた。Forumで開催していたBarcelona projectaを見る。これはBarcelona progresの発展版で、現在進行中のプロジェクトの図面や模型が広い展示場に設置されている。うまくいきそうなプロジェクトと難しそうな(あるいは空間的に価値が減少するんじゃないかという)プロジェクトの差異が明白で興味深い。都市再生に成功したBCNが向かう次なるステップは、案外雲行きが怪しいのではないかという個人的な仮説は、じつはそんなに間違っていないと思った。まあ、いずれにしても、賛否はあれど進行中の事業をビジュアルに展示する壮大な努力は、BCNの面目躍如だと思った。でもForumは遠いよ…実際、中はがらがらだったし。ディアゴナル沿いの開発に夢中で、フォーラム近辺の整備を忘却してるんじゃないの?と思った。じじつ、Rambla de Primとのつながりもよくわからないまま。異なる特質をもつ各界隈を統合していくその妙こそが、BCNモデルの真髄のはずだけれど、グロリアスから海へと向かうその両側の界隈は、どうも明確な戦略に欠けているように思う。事業の連鎖的展開があるわけではないし、大部分は民間事業だから風景の統一感もまるでない。新規住宅は安普請で、壁なんかぺらぺら。一目見るときれいなんだけど、どこか新品の消しゴムみたいに映る。いっそのこと、安いestudioを増やして学生街でも計画すればいいと思うよ、皮肉でも何でもなくて。
昼に一度三好さんと別れ、ぼくは旧市街の多孔質化事例の写真を撮りに行く。ample通りで、自転車に乗った兄ちゃんが声をかけてくるから誰かと思ったらpapabubleのトミーだった。久々だったけれど、10分くらい立ち話。10月に東京に行くから会おう、と話。今度NYにも出店するとのこと。
昼食は三好夫妻とバルセロネータのKaikuへ。夫妻お薦めの店で、メニューはカタラン語のみ。だいたいにおいて、こういうレストランはおいしい確率が高い。実際、たいへんおいしかったです。フォアグラのサラダ・ラズベリーソースとハモンセラーノ・無花果+キャラメリゼした玉ねぎ添え、マッシュルームをまるごとコロッケ状にあげたもの(絶品の一言)、ホタテ(甘酸っぱいマスタードソースとよく合う)、野菜のパエーリャ。今日はとても温暖だったせいもあってやたら賑わっている浜辺を見ながら、テラスで食べる。海風がほてった頬に気持ちよい。幸せな昼食でした。
夕方帰宅、宿近くのスーパーで買い物。夜は軽くトマトソースのパスタで済ませる。
机に向かい作業を開始するも、強烈な眠気に襲われ、22時前に床に就く。
帰国してからほとんど動向を気にしなくなってしまったリーガだけど、プエルタの件は心底ショックだった。フットボルに限らず、スポーツ選手が彼らの専門とする競技中に亡くなるのを目の当たりにすると、言い様のない無常観に苛まれる。ぼくは彼のプレーを鮮明に覚えているわけではないけれど、代表入りも果たしていたみたいだし、どうにも妙な悲しさが抜けない。これがお気に入りの選手だったりしたら泣いちゃうかもな。チャビとか元気にやってくれよ、本当に。Puerta, descansa en paz…