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2007年7月のアーカイブ

夜中までうだうだと選挙速報を見てしまった。
「お金にならないものは切り捨てる」ことしか頭にない人々の中に身を置くのは、正直非常に疲弊する。ぼくが直接的な被害を受けているわけじゃないけれど、そういったことを当然と思っている人の言動を眺めているだけでどっと疲れが出てくる。いいか?お金とかじゃなくて、あるべきものはそこになければならないんだぜ?と思う。東京に残る魅力は、もはやマーケットに身を委ねきった時だけにもたらされる心地よさだけだ。東京の町はとても好きだし、こんなに面白いところは世界中探しても見つからないとは思うけど、もうここはお腹一杯かな、なんてことをぼんやりと考えながらテレビを見ていた。ここは、都市としての責任感がまったくないところなんだ、と思った。

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沖縄出張中、G出版社のMさんより手紙あり。論文の出版についての相談。
Mさんに買ってきてもらったPere Cabrera. Ciutat Vella de Barcelona. Memòria d’un procés urbàをパラパラと読む。Pere Cabrera氏は留学中にお世話になった人で、BCN旧市街の再開発の(良くも悪くも)中心人物。インタビューをさせてもらったときに、近いうちに書籍を出すんだよと言っていたのがこの本でした。この本で書かれた内容を踏まえて、さらに詳細な事例分析を行ったのがぼくのDEA論文や博士論文。当然ながら内容の多くがかぶっている。スペイン語で論文を書くならば、やはり日本との比較が不可欠だな。そして出版はタイミングが命だなあとも思った。スペイン語の本を読んで思うのも変だけどね。
写真がいまいち(Mさんも指摘するように、曇り空のものばかり)だけれど、総合するととても魅力的な文献です。

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一時帰国中のM夫妻と青山でランチ。とてもおいしい中華を頂く。そして毎度のことながらごちそうに預かってしまう。こういったスマートさは本当に真似たいものだと、彼らと会うたびに思う。妻ともども、とにかく一緒にいて楽しく、そしてリラックスできる夫婦。カップル同士で相性が合うというのは、じつは案外難しいから、彼らの存在はとても貴重。
締め切りの近い仕事があったので、数時間オフィスで作業。

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帰京の便まで結構時間があったので、再び自転車を借りて浜辺まで行く。途中のどが渇いたのでコンビニに寄ったのだが、沖縄の牛乳パックが微妙に小さい(946ml)という噂は本当だった。なかなかキュートなプロポーション。ゲンキクールという乳酸飲料のジャケット(?)がかわいかったので即買い。
夜はKGくん+ベトシくんと鳥新で飲む。彼らが到着するまでの間、しばしカウンターでマスターと歓談。「焼けましたね」と言われる。その後、かっぱこもやってきて、いつものようにワイワイとやる。やはりBCNが懐かしくなる。あの日差しと、匂いが。

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竹富島を歩く

朝早く竹富島へ。宿は市街地から遠いので、自転車を借りてターミナルへ行く。途中のサトウキビ畑、運動公園(沖縄には立派な球場がとても多く目に付いた。さすがキャンプ地?)を横目に見ながら、のどかな町中を通っていく。
竹富島ではひたすら歩く。別に貧乏根性を出した訳じゃないけど、ここまで来てレンタサイクルも何だかなあと思ったからだ(結果的には借りた方がよかったけど)。那覇や沖縄とは比べものにならないほど日差しが強い。体を射るような、じつにストレートな日差しだった。雲のほとんどない青空で、色とりどりの花が町並みに映える。予想よりも観光地化されておらず、歩いていて気持ちよかった。暑さでバテそうになり、カフェに飛び込むと、日陰がとても気持ちよい。汗をかきながら食べる八重山そばがとてもおいしい。竹富に限ったことではないのだろうけど、沖縄の民家は風通しがよい。そして、平屋の豊かな内部構成をしっかりと堪能する。
朝9時から歩き回ったせいで、午後を過ぎるころには回るべきところがなくなってしまった。自分でも分かるほどに真っ赤になった腕を見て、心地よい疲労感を覚える。そうそう、保存地区の資料を手に入れようと思ったのだが、町役場はなんと石垣市にあるという。なんでやねーん
夕方前に宿に戻り、一息入れたあと、再び町中へ出てお土産を買う。かっぱこに頼まれていたみんさー織やその他もろもろ。竹富のあと西表を視察してきた同僚とターミナルで落ち合い、夕食。その後、地ビールや泡盛各種を軽く飲んで、ぼくは自転車で宿へと帰る。夜道は、見える風景がまるで違っていて、なかなか心細かった。球場では草野球をやっていた。気持ちよさそうだった。
たまたまだったのかも知れないけれど、石垣島は那覇よりも過ごしやすい気温だった。日差しはとんでもなく強いけど、それほど蒸さないし、何よりも夜風がほてった肌に気持ちよい。
久しぶりの旅の感覚を思い出して、とても満足した一日だった。

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浦添城を見る。沖縄にはそこかしこにグスク跡があるのだが、アルカサルやカスバに似た雰囲気があって面白い。その後、首里城へ。修学旅行で来たはずなのに、ほとんど何も覚えていなかった。メキシコ人と思われる家族がいたのだけれど、どういうわけか一番小さい女の子には英語で話していた。
レンタカーを返す前に国際通り界隈を散策。とても賑わっていたけれど、これでも昔と比べるとずいぶん閑散としてきたという噂が。市場を覗いたら、漬物屋のおばあちゃんが島らっきょうとくれた。ぼくはらっきょうは好きじゃないけど、沖縄の島らっきょうは美味しいと思う。まちあるきがてら、サーターアンダギーなどをつまみ食い。
夜の便で石垣島へ。宿の周りには何もなかった。
食べたもの:

沖縄そば:首里城近くのカフェっぽいレストランで。店内空間がとても気持のよい店だった。そしてそばがとても旨い。上品な味付けで、値段も580円(これでもやや高い方だけどね)。

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出張二日目。調査の会場をひらすら回る。移動は同僚が運転するレンタカーで。沖縄の交通マナー、思ったよりいいじゃんと話してたら、ラジオが言うには沖縄は全国で三番目に交通事故被害が少ないらしい。
平良とみさんの語りを聞く。とても小さなおばあちゃんだった。三線(さんしん)の演奏とともに。子供向けの企画だから、より一層とみさんの優しさが出ていた。最後に踊りもあったのだけど、年配の方がみんな立派に踊れることに少し心が動かされた。当たり前といえばそうなのかもしれないが、ぼくは踊りに地域力を見ることがたまにあるのだ。サルダーニャも見るの好きだしね。
食べたもの:

昼は会場近くのステーキ屋。肉を食らう(200g)。 まあ、普通の味。
夜は、風呂を浴びたあとにホテル近くの創作居酒屋で。ラフテーを揚げたものがとても美味しかった。沖縄の暑さには確かにオリオンが会うことを実感。のどごしがよくないと食欲も湧かないような気がする。

満腹になりすぎて、夜はほとんど作業が捗らず…。あと1週間後に締め切りの論文あり。

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沖縄に出張。といっても、ぼくは調査の補助の補助の補助くらいの位置づけだけど。夕方、スコール。止んだあとの蒸し暑さといったらない。気温はそれほどでもないのだが、とにかく湿度がすごい。空気を飲み込んでいるような感覚がある。あまり汗をかかないぼくが20分ほど歩いただけで汗まみれになった。
某市の中心市街地の廃れ具合が凄まじい。まさにシャッター通りで、9割方閉店している。車道は中央に一車線のみで、歩道は広いし植樹も健全で、なかなか豊かな空間設計なのだけれど、現実は厳しい。でも、営業中の店舗のレベルはけっこうよかったので、まだチャンスはあるだろう。全般的に建造物の維持管理が悪く、まるでタイの田舎町のような雰囲気があった。
食べたもの:

ソーキそば+ジューシー(炊き込みごはん):こちらのそばは、鰹だしと豚骨が選べる。豚骨が珍しかったのでそれにしたのだけど、見た目あっさり実際コテコテという摩訶不思議なスープでした。ちょっとぼくには味が濃すぎた。
夜は、仕事関係の会食。沖縄料理を各種食べる。マンゴーがうまい。刺身はおいしかったけど、それでもやはり暖かい海の魚はいまいちだと思った。あと、沖縄料理のベースには味の素のトーンがある。

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そういえば、ifhpの国際会議の締め切りが昨日までだったので、登録しました。Accepted abstractの場合は通常よりも100ユーロ安いとのことだけど、その登録費、しめて750ユーロ!!いくら研究費から出るとはいえ、かなりの出費です。これに旅費が別にかかるわけだから。英語論文を発表するってのもいろいろ苦労しますね。審査を通ったといっても所詮アブストラクトだけだし、何だかお金で業績を増やしたかのような不思議な感覚がある。ま、建築学会に論文を出しても5万くらいかかるんだから、それも大概だけどね。年間4本発表したとしても20万だからね。お金ないと研究もできないよな、まったく。
というわけで、ifhpの本論文を執筆中。やっぱりスペイン語のようには英語が進まない。やっぱり英語は構造的により難解だ。

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久々に鳥新で飲む。1階で飲むと、その6割くらいは顔なじみの常連さんだ。あとの3割も顔はよく見る人たち。まあ、ぼくたちがダントツで若い常連客だけど。若夫婦、とか言われることもあるし。
鰹、甘エビ、まぐろの山かけ、板ワサ、つくね、とんとろ串、焼きおにぎりを食べ、ビール大瓶、小ビール2杯、妻はトマトジュースを2杯。これで4000円ちょっと。魚は新鮮だし、どの料理も気持ちよいくらいの量が出てくるのだ。ここに来ると、いつもとても幸せな気分になる。BCNの魚屋に匹敵するかもしれない。

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HOSTELというホラー映画をみる。ぼくは特にホラーが好きということはないのだけれど、タランティーノ総指揮というクレジットに惹かれた妻が、「てっきりパルプフィクションみたいなノリかと思って」借りてきてしまったのだ。 ぼくも最初は「オウ、いいね」と応じていたものの、手に取ってみると【スプラッター】とか書いてあるんですけど!!ス、スプラッターって、あんなのやこんなのがグッシャーって潰れたり、血がビッシャーって飛んだりするんですよね?まあ、でもR15指定か。
と言うわけで、いくつかネットで調べてみたら、ほとんどのページで「気持ち悪い」「最悪」「見るんじゃなかった」「とてもじゃないが正視できない」といったOh!Negative Words!!(何)のオンパレード。気分が重くなる。でもせっかく借りたんだから見る。(…2時間経過)
…え?これ、怖い?まあ、気持ち悪いことは確かに気持ち悪いし、結構ハラハラはしたけど、うーん、これなら俺の職場の方がよっぽど気持ち悪いな。というのが正直な感想でした。スプラッター要素は色濃いけど、どこにでもある復讐劇。しかもストーリーの因果関係がよく分からなかった。「なんでやねーん」「んで、お前誰やねーん」というつっこみどころ多数。物語の終盤、主人公が日本人の女の子を助けに戻るところとかね。あと、物乞いの子供が強すぎる。たぶんこの映画で一番怖いのアイツらだな。BP旅行してて、見知らぬ土地でああいう子供に囲まれるのって確かに怖いんだよな。昔、トルコのブルサの町外れみたいなところに迷い込んでしまったとき、何かの拍子で数人の子供を写真に撮ってあげたら、どこからそれを見ていたのか、その集団が一気に40人くらいに膨れあがったときは、やはり恐怖感があった。フィルムがなくなったとウソをついて、何とか逃げたけど。
物語は、アホ丸出しのアメリカ人バックパッカーがアムステルダムに到着するところから始まるのですが、こいつらの次なる訪問地はバルセロナ。アムステルダムと同じように、快楽を貪れる都市として位置づけられてた。まあ、彼らがBCNに行くことはないんだけどね。

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午前中までに終わらせないといけない仕事があったので、7:30にオフィスへ。地下鉄はいつもと比べるとさぞかし空いているだろうと思ったら、普通に激混みだった。みんな8時に出社してるのか?
今日は珍しく外に出る仕事があった。その帰り、歩き疲れたのに加えて喉が渇いたから、切実に体がビールを欲してたのだけれど、日本って軽く一杯だけ飲めるところがほんとにないのな。ぼくはスペインのことを懐かしい懐かしいなどと日々うめいてはいるものの、それって全然実感が伴ってないわけですよ。だって俺、東京で研究してるし、みたいな感じで。バルサ?ごめん、俺いま草野球に夢中だから、っていう。
でもその瞬間は久々に心の底からスペインに戻りたくなった。飲み屋はいくらでもあるけど、その後結婚式用の試食にいく予定があったから何かつまむわけにもいかないしさ。バルみたいにフラリと立ち寄ってカーニャをグビッと飲む、あの単純さと爽快感。結局、辿り着いたのはジョナサンでした。日本ってやっぱりコンビニとファミレスの国だなあ。こんなんじゃ都市はつまらんですよ、などと一人ゴチながらジョッキをグビグビグビ…ううううま~!!ビール、ウマー!!!!!
試食はおいしかった。量がすごかった。しかしカーペットが汚かった。まあ、いつもオープンしているレストランじゃないから仕方ないのかもしれない。第一、ぼくたちはそんなところがまるで気にならない鈍感夫婦なのだよ。

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珍しく父が上京して、ぼくの職場に立ち寄った。会うなり「太ったな~」。親に言われるんだから、ほんとに太ったんだろう。返事の仕様がない。しかし、最後に会ったのは半年前だから、そのときよりも一段とふくよかになったのは確かなのか。しっかし、これだけ言われるといい加減萎えるね。もうデブでええわ。最近の反論事例①:「誰でも死に際には痩せてまうねんで?」

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朝から晴天だったけど、連盟の試合は中止。今週の試合は出場のチャンス大だっただけに残念。
朝、DVDを返しに行ったついでにフレッシュネス・バーガーでブランチ。カフェなぞは全く存在しないわが家周辺では、唯一雰囲気が許せる空間である。気分転換にフラリと立ち寄れるカフェがあると、この町ももう少し居心地がよいのだけれど。よい飲み屋は多いから、夜は楽しいけどね。ブランチの帰り、家の鍵を落とす。その後探し回るが結局見つからず。まったく運が悪い。
夜はアチャコ(研究室の後輩)とお茶の水で飲む。かっぱこと三人、たくさん話す。気付いたら3時間半が過ぎていた。

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台風のため、土曜の練習ならびに今日の試合はいずれも中止。
朝食用にかっぱこがカップにマンゴーソースとともに盛りつけたヨーグルトを、机の下に積んでいた資料の山にぶちまけてしまった。一気に一日のやる気を失う。あまりの惨状に、こりゃまるでモダンアートの作品みたいだな、と思った。
今日締め切りの仕事がひとつ残っていたので、雨の中オフィスへ。誰もいないので快適に過ごす。丸の内でいくつか細々と買い物をして、帰宅。「グッバイ・レーニン」を見る。主人公がどことなくシャビ・アロンソみたいな雰囲気があるなあと思って調べてみたら、スペイン人とのハーフなんだね。

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